▲ 急行運用に就く8000系8013F。現在のダイヤでは1運用のみ地下鉄直通用車限定の地上運用が存在する。 武蔵大口~高曽根間にて
8000系は1993年、翌年に迫った地下鉄湾岸線との直通運転専用車として誕生した。機器構成などは1990年に登場した9000系の流れを踏襲しているが、前面は大きくマイナーチェンジがなされている。基本的に他車との連結をしないことや、営団07系とある程度機器配置などを合わせて誤操作を防ぐ目的もあって、帝北では初めて貫通扉を装備しないスタイルとなった。当初は8両編成で製造されたが、のちに中間車2両を組み込み10両固定編成となった。1993年からブランクはありつつ4年間で最終的に10両×13編成が製造されている。
2013年からは地下鉄湾岸線を介して東急大井町線との直通運転を開始し、8000系も全車両が対応工事ならびにリニューアル工事を行って3社直通運用に就いている。また新型地下鉄直通用車両1050系の導入で本数に余裕が生まれているため、地下鉄に直通しない運用でもその姿を見かけることができる。